2021.12.7「ガラパゴスミュージカル」

思い立って「リョーマ!」を観た。なんで?
私はテニスの王子様という作品のことを本当に一切知らず、フォロワーがカラオケで歌っていた曲のことくらいしかわからない。
ミュージカルって日本においてガラパゴス的な進化を遂げたのかもしれない...という気持ちになった。この作品はどう考えてもミュージカルだが、今までどこでも見たことがないミュージカルだった。
まずこれをこのような形で作ろうと思った人がすごいよ。どういう流れでこれに行き着いたのか全くわからなくてすごい。これは理解できないという話ではなく、あまりにもこれに似たものを見たことがないため.....,。
観たと言うことしかできないな。ただ「在った」としか.....それを私たちは受け入れることしかできない....。

観客は多分作品のファンでもう何度も見ているであろう人がほとんどだった。
終わった後みんなすごい静かに帰って行って怖かったな。声を出せない状況とはいえ、この作品に対しては逆に熱狂している方が自然な可能性すらあるから....。

やっぱり終盤の映像が衝撃的すぎてその記憶しかない。衝撃っていうか、こう.....物凄い速さで展開していく祭り(これは本来の宗教的な意味における祭り)についていくのに必死で......
顔全体に包帯を巻いて踊っている人がめちゃくちゃ気になって、調べたらこの人が乾さんという方らしいんですが、これって本当に大丈夫? 勝手に心配になって苦しくなってしまった。それでいいのか???
あと「お前はテニスの王子様」認定をしていた人はいったい何だったんだ。テニスの王子様を認定をする人がいたのか。

ヒプマイとかの源流ってここなのかもしれない。あらゆる人間がテニスをやっており、テニスで勝負をつけることが前提になっている世界という感じが似ている。
ちょっと前に流行っていたキンプリとかもこれに近いんだろうか。こういう作品の流れって本当にどこに源流があるんだろう。これ以外でこういうものを見たことがなさすぎる。

 

一人でヴァイオリン弾いてるだけなのにオーケストラの2ndばっかり弾いてる