宝塚包囲網最終日、「ファントム」を見始めた。
オペラ座の怪人の物語は好きだけど、ちょっと倒錯感が足りないかな〜という気持ちで流し見ていたら、知っている曲が出てきてびっくりした。
これなんで知ったんだっけ。たまたま見つけて曲が好きで、しばらくこれだけ聴いている時があった。これってPhantomの曲だったのか。私はミュージカルの序盤の曲が好きすぎるため、ミュージカルの序盤の曲だけアルバムを出してほしい。
「ファントム」は、オペラ座の怪人を原作とするので、筋書きもそのままオペラ座の怪人だが、あの有名なミュージカルとは別物で、曲も全て異なっている。ロイドウェバー版とケン・ヒル版、それとこのファントムがあっはたはず。
ケン・ヒル版はミステリー寄りで、多分原作の内容はこちらに引き継がれている(見ていないが)。
ファントムは怪人の恐ろしさがそれほど描かれていないような感じがする。曲も劇的というよりは情緒的な印象を受ける。
その点ロイドウェバー版のオペラ座の怪人(The Phantom of the opera)は、かなり劇的でスペクタクルに満ちているのではないか。あれは四季の演出がすごいのもあるかもしれないが...。
オペラ座の怪人のテーマはかなり露骨に劇的だし、印象が強く人気作品となるのがロイドウェバー版なのもわかる。
でも私はファントムが好きかも......いやこれは8割曲の好みかな。ロックミュージカルよりこういう曲調の方が肌に合うというだけ。
ファントムのwikiで身もふたもないことが書かれていて笑った。知ってるよ。だから好きなんだよ。
ファントムはそっちの情緒に寄りまくっているな〜という印象だった。ロイドウェバー版の怪人って普通にめちゃくちゃ終わっている行為を繰り返していて、その異常性の中に純粋さが覗く瞬間が"良い"ので...(最悪なこと言ってる？)。
こっちのファントムは普通にずっと影から片思いをしている人という感じだった。音楽もかなり悲劇性を強調している。このファントムはかなり人間だ。四季の怪人ってだいたいシャンデリアに乗っていたりするから...。
オペラ座の怪人って色々な要素を内包するから、色んな人が「自分が一番やりたいオペラ座の怪人」をやり続けているのだろうか。今のところロイドウェバーの一人勝ち状態だけど、これからももっと挑戦されてほしい。色んな人の"癖"を暴く作品だから...(最悪？)
ファントムはやっぱりちょっとこう、情緒的すぎるかな〜〜。これはこれでいいけど、人情噺感が強くなってしまうかも。あと構造がいよいよノートルダムの鐘になっててびっくりした。
追記:これ最後まで見て展開が斜め上すぎて最後困惑しまくってしまった 嘘だろ なんなんだ...................
明日くらいから世界が終わりそうな気がしたのでやること全部やった。本当に終わりそうだった。やっといてよかった。
やりたいことというのはアイドルマスターポップリンクスのカフェに行くことだったのですが.....
