2021.10.5「写真を撮る時」

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「MINAMATA」を見た。
最近のドラマを全然見ていなかったので、いつのまにか加瀬亮も全然良い歳になっていることに気がつき衝撃を受けた。あと國村隼三谷幸喜の「合言葉は勇気」でも公害を引き起こす会社の社長をやっていたので、ちょっとびっくりした。
すごい疲れてしまって、映画が終わって街ゆく人々を見るのも無理になった。人間が多すぎる、この街には...。

「写真は撮る者の魂も奪う」という言葉、今の人間がどれだけ実感を持てるんだろう。またベンヤミンの話になってしまうが...。
日記をつけるようになってから今まで以上に写真を撮るようになって、スマホの写真って本当に一瞬で撮れると改めて感じている。こんなに簡単に撮れてしまっていいんだろうか。
街でボヤ騒ぎになっている建物を通りかかった時、人混みが全員スマホを構えて撮影していたので怖かった。今の野次馬ってやっぱり全員写真撮るんだ。

昔はなんでも写真を撮るのがあまり好きではなくて、その場の空気を感じていたい時に写真を撮るという未来を優先するような行為をするのは野暮では? と思っていた。
でもそういう空気のことは絶対に忘れてしまうから、みんな写真を撮っていたんだな。おかげで高校の時の写真が全然ない。

今の自分って長い心理的なリハビリの途中だから、ちょっと元気だからって何でもかんでも見ない方がいいのかもしれない。数ヶ月三谷幸喜にしか触れていなかった人間が今Vtuberにしか触れていないだけだし、別に何も立ち直っていない。適当に見ているつもりでも、Vtuberのどうでもいい雑談が実はかなり救いになっている...。
今も文野環さんが財布代わりに会計用のコインケースを使っているという話を聞いて笑っています。そんなことがあっていいのか。自由な気持ちになれるね...。

言ってる側から良い曲が出た。