なんかすごい色の雲だな。
三谷幸喜の「HR」を全部見た。良かった……。
定時制高校の年齢も職業も事情もバラバラの人間が一同に会する教室というシチュエーション、本当に三谷幸喜の良さが全面に出せる作品だなと思った。
彼らがこの高校に通っている理由がそれほど掘り下げられることはなく、それぞれが互いの人生に干渉しすぎることもない、ただその瞬間同じクラスになったという縁から生まれた友情に対してのみ真摯であること、ずっと良かった。基本的にはただただ面白いシットコムなんだけど、すぐにそういう風に見てしまう。
笑いが中心に据えられた作品だから、他の三谷作品ほど人間ドラマが起こるわけではない。って思ってたんですけど……でも押さえるところはちゃんと押さえているのでめちゃくちゃ刺さる。
それにしてもやっぱり役者が豪華すぎないか？ こんな面子を集めて一週間に30分ノンストップの舞台を放送していた時代、本当に意味が分からない。
今井朋彦や白井晃のしゃれた佇まいがアメリカのシットコムのようで、作品全体の雰囲気の決め手になっている。これはただのコント番組ではなく、やっぱり「シットコム」なんだな…。
各回のラストも、なんというか「オチ」過ぎなくてちょうどいい。これもシットコムだな…としか言えない。やっぱりラストが良いのよ、三谷作品は……
この作品、2002年らしい。誰もいないんだよこの作品を2021年に見てここまで狂っている人間…またこれだよ…助けてください。
でも今の作品を見る元気は全然ない。現在って怖いから。2002年の作品を今見るメリット、自分以外の感想が目に入らないこと。毎日HRの感想を書いて自分で読んでいる。もうこれでいいよカスの世で生きる上では。
アイドルマスターSideM（モバエム）のイベントをなんだかんだ走ってしまっていて困っている。私は全然ソシャゲのイベントなんか走りたくないのに……モバゲーってソシャゲなのかすらわからないのに……これをやっても何の意味もないのに……まあ人生に意味のあることなんて一つもないので良いんですけど……
アイドルマスター関連の不毛なイベントを走った人の文章を読んでは、こわ～～～～と言ったりしている。Pカップとか、あれ本当になんなんですか？ 怖すぎる。人間の「名誉」への欲求を呼び起こす人体実験みたいだ。
ソシャゲこそ「他人の欲望」だなと思う。いや、ミリシタの衣装は全然ふつうに欲しいと思っているが。
そういえば23日明日のアー観に行ったんだった。ラストがすごく好きだった。当日の記憶が朦朧としているのが本当に申し訳ない。もうちょっとまともな現実の時に観たい。
