2022.10.18「亜空間を作りたい」

 

感情を伴ったあらゆる活動が無理になったため、全ての情報を絶って今ラヴェルの曲を聴いている。

マ・メール・ロワのオーケストラ版を聴くと、もう何百回も聴いているのに今でも全然泣く。

ラヴェルがもし生きていたらと何度も考えたことがあるが、同じ時代に生きていなくて良かったんだと思う。同じ時代に彼がいれば、他人の目を通した彼の人間性の話を散々聞かされることになるだろうし、新聞にはさまざまなゴシップが載るだろうし、私は自分の目を通して見た彼の姿以外を無理やり見させられることになるだろうから。

 

↑これかなり来てますか? 来ているな。ずっと来ているし過敏になりすぎ。

とにかく自分の好きな作品を作る人たちが偏見に晒されたり酷い目に遭うことに対する異常なほどの恐怖心が、去年からずっと治らない。これはかなり過敏なので治したいと思っているのだが、元々そういう気質があるから治りそうにない。弱りました。

これは本人たちが傷ついてほしくないからというより、自分が傷つきたくないだけなので、思いやりとかそういう話では全くない。自分が毎日抱えて持ち歩いている宝石に傷をつけるなと周りを威嚇し続けながら生きているというだけなので、困ったものですね。

 

 

久しぶりに吉田篤弘の本を読んだらやっぱり良かった。彼の本はいつも映画らしい。小説を読んでいるというよりは、映画を見るように読書をしているし、シーンの切り替わり方や流れの作り方も非常に映画的だと思う。

たくさん本を出している人なのでジャケ買いしたまま読めていないものが多い。読みたいと思っている。

 

 

ザ・マジックアワーTHE 有頂天ホテルの当時発売されていたグッズを中古で買ったりしている。

ザ・マジックアワーを上映していた当時、あの世界観に強烈に惹かれていたので、グッズも欲しいと思っていたが、小学生だったので買えなかった。その時の気持ちに報いるために買っているが、未開封のものでも色が落ちていたりする。そんなに前なのか。

ザ・マジックアワーという作品を観に行った時の記憶と作品への感情は自分の中であまりにも大切なものなので、なかなか文章化できそうにない。誰も、こちらを見ないでください。

この感情だけは誰にも渡したくないので、この世に自分とその作品しか存在しない亜空間を作って、その中だけで生きたいと思う作品が人生に二つある。それがうるうとザ・マジックアワーです。

 

THE 有頂天ホテルのことをこれだけ大騒ぎし続けられるのって、その感情に気がついたのが割と最近だったからなんですよね。

有頂天ホテルを初めて見た時は小学生と時にテレビで放送していて、続きが気になるけど寝る時間になって、テレビの電波の入るラジオで最後まで聞きながら寝ていた。最後ハッピーニューイヤー!!!!以外何もわからなかった。

THE 有頂天ホテルのグッズはホテルのアメニティ再現が多くて嬉しい。ありがとう。これが欲しかった。

 

この日記、もしかして10年単位で好きな作品の話しかしていない? 私は上記の作品の話を10年間あらゆる場所でし続けているので、知り合いが読んだら一発で身バレします。

これは精神的に良くない状態の特徴なので、これで終わります。インターネットは見ずに、インターネットに文章を投げるだけ投げて、終わります。それが一番正しいから。