カフェでやる小さいコンサートに行った。
これはある曲に登場する架空のお菓子。吉田篤弘の本でも架空のお菓子はメレンゲでできていた気がする。架空のお菓子というのは質量が軽いんだろうか。
「自分の見た夢を書いて渡すとその場で即興演奏してもらえる」という形式で、知らない人たちの夢が目の前で発表されては曲になるという、不思議な空間だった。
このカフェでやる小さく不思議な(そして演奏者とお客さんがなぜかほとんど全員知り合いのような)音楽会の企画に、私は高校生の頃ずっと行きたかった。こういう小さな企画はたいてい東京でしかやっていないので、東京在住でなければ行くのは難しかった。
こういう企画に行くたびに「仕事帰りにあのカフェに行って不思議なコンサートに行けて良かったな!!!!!!!」と高校生の自分に言っている。
それにしてもみんな演奏者の友人だったり関係者だったりが半分以上の場所に、よく一人で行けているなと思う、自分に。全然場違いになっているのではないかと心配だ。まあこれも自分なので...
ものすごい雨と雷の中でやっていたので本当に夢の中のようだった。