2021.11.15「私が立っている世界で」

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ずっとSymphonic Braveを聴いている。

この曲の歌詞、アイドルマスター史上最も好きな可能性すらあるな…。
なんでこんなに刺さっているんだろう。
自分は本当に歌詞を聞かずに曲を聴いてしまうので、しばらく「良い曲だな~」と思って聴いていた曲の歌詞の良さに突然気がついてびっくりすることがある。

「歴史」的な思考がそのまま言葉になっている感じが、初めて聴いた時かなり新鮮だった。Legendersというユニットの性質上そうなっているものだと思っていたが、曲だけでもその歌詞の深みが染み渡ってくる。

「君が立っている世界で誰かが夢を叶えたんだ」という歌詞を聴いた時の衝撃がすごかった。 こういう「受け継ぐ」とか「Heritage」といったモチーフで、ここまで前向きな内容になることに驚いたのかもしれない。それがここまで勇壮な曲に乗って歌われていることにも驚いた。
これを聴きながら歩いていると、後ろからものすごい力で追い風が吹いているような感覚になる。Legendersの皆さんと、その後ろにあるこの世界の歴史が、自分の人生に加勢してくれる感じ……。

三谷幸喜のミュージカル「日本の歴史」のテーマとも言える曲に、「いつかどこかで誰かがきっと、あなたと同じ悩み抱いていた あなたが悩んでいることは、いつか誰かが悩んだ悩み」という歌詞がある(めちゃくちゃわかりやすい歌詞だな)。
これは歴史オタクとしての三谷幸喜の思想だと思っている。「日本の歴史」という舞台は卑弥呼から現代までの歴史上の人物が登場するので、傍目に見るとしっちゃかめっちゃかかもしれないが、この思想によって貫かれた舞台だった。
「Symphonic Brave」の歌詞は、こういう視点をより前向きに見せてくれているように感じる。

それにしても、「過去から受け継ぐ」とか「未来へ残す」という行為に、自分としてはあまり興味がないような気がしているのに、結局そういうところに落ち着いていることが多い。
自分自身がどうかというよりも、そうやって形作られてきたものや文化に惹かれがちなのかもしれない。それとも昔からクラシックに触れ続けていた影響なんだろうか。

音源だけ買っていたけど、このCDの曲が全て好きすぎて(この話を多分日記で10回くらいしている)、ついにCDでも買ってしまった。
アイドルマスターの曲、こういう感じで「感謝…」という気持ちの勢いで曲単体を買ったりCDを買ったりしてしまうので、同じ曲を何回も買っている気がして怖い。

このCDの曲はどれも最初に聴いた時から好きだったものが多いけど、やっぱり歌っている人たちの人間性や背景を知れば知るほど深みが増していく。Reversed Masqueradeなんてこんなにエンターテインメント性の高い曲なのに、最近聴くとちょっと泣きそうになる。どうしたらいいんだ。

カフェパレードの皆さんって、ずっと観客に楽しさ・嬉しさ・幸せを提供してくださっているので、その彼らに「あなたに僕らはどう見える?」と歌われると、なんだか突然泣きそうになってしまう。
ていうかこの歌詞、天才か?「仮面を外して始まるReversed Masqueradeって...天才じゃん...」という気持ちを常に抱いている。


→もしかして松井洋平さんが天才ってこと? 

 

このCDを聴いている時、最高で嬉しいという気持ちと共に「このように生きよう...」という気持ちになっている。このように生きたい。

 

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これってどっちが正解なんですか? 私にはわかりません。永遠に。