2021.8.17「それはまた別のカオス」

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カレーを作った。料理をする気力がゼロでもカレーなら作れる。
我が家にはJupiterのカレースプーンという最強の食器があるので、カレーを食べる頻度が上がった気がする。Jupiter公式のカレースプーンを持っているのにカレーを食べないなんて、嘘だからな……。

昨夜はビリー・ワイルダーの映画「あなただけ今晩は」を見た。タイトルの「こんばんは」が挨拶なのか「今晩はあなただけ」の倒置なのか、いまいちわかっていない。
かなりバカバカしい話だが、良いね……。ジャック・レモンのことが好きになる。ジャック・レモンってずっと表情が良いな、こんなにキャラクター然としながらも人間らしい表情を出来るのはすごい。
王様のレストラン」がこの作品のオマージュを色々しているということは知っていて、確かに最終回のMr.Xや「それはまた別の話」の構造は完全にこの作品のオマージュだった。
それと同時に「今夜、宇宙の片隅で」にもこの作品の要素がちりばめられていることが分かって嬉しかった。主人公が通う店の店主が異常なほど色々な過去を持っているという設定、日本で最初にやったのは三谷幸喜で、世界で最初にやったのはビリー・ワイルダーらしいです。いや知らないけど。
日本食品店「楠」の店長のするウィンクが、そのまま「あなただけ今晩は」のバーテンのウィンクなのがわかって興奮した。私は三谷幸喜の影を追ってワイルダー作品を追っているので、多分倍楽しんでいると思う。
でもやっぱり「アパートの鍵貸します」が一番好きかも。ご都合主義みたいな展開が一番少なくて、それでいて主人公のことが一番愛おしく感じられる。三谷幸喜もそうなんだよね、わかるよ…………(何様?)
今「アパートの鍵貸します」を見ているが、このテーマってすごく聴いたことがある気がするな。有名なんだろうか。チャイニーズレストランでこのテーマがBGMとしてピアノで演奏されているのも良い。

ワイルダー作品、自分が小学生の頃に見ていてもきっと好きだっただろうな。私はワイルダーを知らない代わりにクレイジーキャッツの映画を見ていたが...。
クレイジーキャッツの映画は馬鹿馬鹿しい話ばかりだが、やっぱりバンドをやっている人たちなだけあってちょっとした部分が洒落ている。植木等が好きだったらジャック・レモンも好きだよね、それは...。(このようなことを言って理解してもらえる可能性が、同世代はおろかこのインターネットの海にすら落ちていない)

次は何を見ようかな。オードリー・ヘップバーンの出ている作品も見たいが、やっぱりジャック・レモンを見たさがある。それか「今夜、宇宙の片隅で」で名前の挙がった作品を見ようかな。「教授と美女」とか「真昼の決闘」とか……。でもワイルダーが見たいな。

アマプラでシンエヴァが配信されている。早すぎる。やっぱりミサトさんのことが本当に好きですね……。アニメシリーズを見てさらに好きになった。
ミサトさん、私達の全てのカオスにも蹴りをつけてくれ。