2021.8.12「現世からの帰宅」

三谷幸喜から派生して三谷幸喜の好きな洋画を順番に見る研究会を開いている、一人で。
「ワン・フロム・ザ・ハート」を見た。確かにセンスがあまりわからないというか、それをやるには演出がケバすぎる、という気もするが、三谷幸喜がこれみたいな映画を撮りたいというのはめちゃくちゃわかる。というかこれを三谷幸喜がやったらそれは絶対に好きなのでやってほしい。
まさかトム・ウェイツが音楽とは思わなかった。う~ん、ミュージカルとしての音楽の趣味にはあんまり合わないんだけど、でも終盤はかなりよかったな…。「歌えないんだ」と言って男が下手な歌を歌う場面とか。こういうのが好きですし、三谷幸喜はこういうのが好きなのもとてもわかる。

「昼下がりの情事」を見た。ビリー・ワイルダー作品にヘップバーンが出ているじゃん!という気持ちで見た(知らなかったのか?)。
アステアとかヘップバーンはもう出ているだけで嬉しいし見入ってしまうので、出ているだけで最高になる。なのでアステアとヘップバーンが共演した「パリの恋人」はかなりばかばかしい話だがそんなことはどうでもいいくらいに良い。
終盤で父親が娘を守るために動くところがかなり良くて、良い…と思っていたらラスト普通にハッピーエンドで終わってなんやねんと思ってしまった。
いやまあ映画がこういう終わり方をしないわけにはいかない時代・環境の作品であることはわかりますが……。
終わり方はやっぱり「アパートの鍵貸します」がかなり良いということがわかる。あんな風にさりげなく終わるのって当時かなりすごかったんだろうな。何も知らないけど……。

遠くに行きたいよ~。死んだ目でインターネットを眺めている時間を失くしたい。ただ傷つくだけだから。
みんなお盆とワクチンの話で持ち切りだ。お盆っていつからだっけ。お盆が仕事に関係なさすぎるので毎年よくわからなくなる。

また死んだ目でインターネットを眺めてしまった。もうやめよう。