2020.4.1「くるりのことと」

雨と体調で情緒が不安定。

くるりのライブ「線」の映像を見ている。くるりがいる限りは私は大丈夫だな。くるりの有名な曲しか聴いたことがない人はまず一度ライブ映像を見てください。すごいので。
ライブ「線」のハイウェイが本当に好きだ。このライブを大阪で見た時、岸田繁が「お前らをアメリカに連れてってやる」と言ってこの曲を始めたのを忘れられない。こういう強さで客を引っ張っていく人だと思っていなかったから、驚いた。一生あんたについていくよという気持ちになった。私たちはあの瞬間、確かにアメリカのハイウェイにいた。

くるりはずっとくるりでいてくれている。それが本当に、一番支えになっている。そうあってくれるものってこの世にものすごく少ないから。
もちろん、彼らもどんどん変わり続けていて、メンバーもどんどん変わっている。私が知らないだけで、その変化の波についていけなかったファンもたくさんいるのだろうな。私は「愛なき世界」で激烈な速さでタンバリンを叩きまくるファンファンが好き。
多分私にとってくるりは「岸田繁佐藤征史が中心となって作る音楽」なので、それさえ変わらなければすべてが愛おしいのだろうなと思う。彼らの音楽さえあればそれでいい。
なんとなく、彼らのインタビューや歴史を文章で辿ることを避けていて、ファンクラブに入ることも避けている。そうしないことが、私にとってくるりを愛するということなのだと思う。

 

 

好きな人や物が自分の目の前から去ることに耐えられない。すべてを残してほしいという執着がある。この世に爪痕を残してほしい、あなたの言葉がこの世に永遠に残り続けてくれ。私のことは忘れてくれていいから。
でもそう思っている人ばかりだったら、誰も望みどおりにいかない世界になるな。みんなもっと我儘であってほしい。
自分の目の前に確かに存在してほしいという気持ちが強いからか、記録媒体に保存されたものを手元に残したいという執着が人一倍強い。好きな本や映画、音楽、できるだけ形に残った状態で所有しておきたい。
でも好きな映画って何度も見ているから、手元にやってきても結局見返さないことが多い。じゃあなんのために買っているんだろうな。よくわからない。自分が執着し続けているものは一体なんなんだろう。

 

 

ナチュラルローソンまめぶ汁が売っていたのを見つけて、思わず買った。まめぶ汁が売っていることあるんだ。
初めて食べたけど、本当に団子が甘くて、おいしいのかまずいのかよくわからない味だった。結局意味のない祈りのようなことをしてしまったな。毎日祈りの行為が増えていく一方だ。