2021.11.19「愛するものには金がない」

月食だったのか。見えなかった。
体調が悪かったのは低気圧のせいなのか、月食のせいなのかどっちだろう。月食って体調に影響するのか?

ライブの映像を見過ぎ。ライブの直後にライブ配信アーカイブというものが存在することにより、ずっとライブを見ている......。
今までは演劇でもライブでも、観た後DVDになるまで1年くらいはあって、その間に消えていく記憶を無数に思い返していたのに、その時差がゼロになってしまった。ライブを見て帰ったらライブのアーカイブがあるという状況に今だに慣れない。

どちらがいいのかはわからないが、でも映像が存在するだけで奇跡だし、見れるものは見ておいた方がいい...。配信があっても映像にならないこともあるし...。っていうか映像を公開されていること自体が奇跡みたいなものだし....。
8年間映像にならなかった演劇を追い続けていたのが若干トラウマになっているのか? 後に残らない作品かもしれないという恐怖に近い不安が常にある。

JDTAという組織が、演劇のアーカイブ事業を行なっている。映像化している作品だけでなく、劇団に眠っている未公開の映像なども含めて収集しているらしい。
これ、どんどん広がってほしいな......。別に見られなくてもいいから、とにかく信頼できる機関が作品を恒久的に保存しているという安心感が欲しい。自分が見なくても、その現実が重要なので。

演劇をやる人間の多くが「その瞬間」にだけ存在することに美しさを見出すことが多いし、実際そうだと思うし、映像で見て同じ感動が得られるわけではないことも完全にわかっているが、そういう問題じゃないんだよな。そういうのはわかっているから、でもそれとは完全に別の話で保存してくれ。

なんか2週間に一回はこの類の話を書いている気がする。こういうことばかり考えがちな所で生きているので仕方がない。

何だったら永遠に残るんだ? 本は物理的には残りやすい媒体だとは思うけど、紙って質が悪ければ100年もせずにボロボロになるし。
本の質って、その時代の財政状況にめちゃくちゃ左右されるんですよね。正直今作られている本って全然しっかりした作りではないので、「数十年後にはボロボロ...」という絶望感を一人で感じている。
質が悪いものは数十年後にマジで「終わる」ということを理解し続けている。みんなもうちょっと考えて素材とか選んだ方がいい。同人誌とかもさ......本当は全部糸綴じで作った方がいいよ.....絶対無理なのはわかってるけど......

最近毎日「金がないのが悪い!!!!!!!」という気持ちになっている。私が愛しているものには全然金がない。もうダメかも知れない。終わりだよこの世は........。

この世へのカウンターみたいな気持ちで、稼いだ金を愛する作品につぎ込んでいるところがある。ざまあみろ...俺は俺の愛するものを守るために金を稼いでいるんだからな......いやアイドルマスターへの散財はもう少し抑えるべきですが.......

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緋田美琴さん、冬が似合ってくれてありがとう......