コジコジ万博に行った。
最近のコジコジの「流行り」の一つ(キャラクターがかわいい、哲学的なことを言う、といった側面)かな〜と思いつつ行ったが、内容はしっかりコジコジという作品がが好きな人のための展示でとても良かった。
こういう感じでコジコジのくだらない発言だけを無限に貼り出しているコーナーがあった。装飾も段ボールの草とか手作り感があってよかった。
原画の展示もあった。扉絵がとにかくすごい。ちびまる子ちゃんもコジコジも扉絵がすごいけど、単行本だと各話についているからあまりちゃんと見ていなかった気がする。
ポケットカウボーイを無限に流し続ける空間があり、これが最高だった。ポケットカウボーイのEDって尖りすぎていて子供の頃に見ると普通にトラウマになるような雰囲気なんだけど、各テーマ曲の中でもこれを選んでいるのが良かった。コジコジのイメージってやっぱりこれだから...。
映像はアニメのEDからフル用に新しい映像を追加していて、これも良かった。ED映像から2番に移るタイミングでこの写真のパートになるんですが、このEDカットに「コジコジ万博」の文字が入っているところでかなり興奮した。テーマ映像じゃん!!
みんなこれを背景に自撮りをするのに必死であまり見ていませんでしたが。私はとにかくこの空間の映像のこだわりが良くて、ずっと見ていた。
いい展示だった。あとこれの隣で物知り爺さんの首がずっと動いていて(空気でめちゃくちゃな方向に伸び縮みするやつ)、普通に怖くてよかった。みんなここで自撮りしろよ!
併設のカフェがカメ吉茶屋になっていて(そんなことがありますか?)コラボメニューがあった。これはカメ吉君のお茶セット......これ一番すごいな。ありがとう.................
グッズ売り場でもやかん君関連のグッズがめちゃくちゃあって良かった。30種類の絵柄で湯呑みを売っていて意味がわからなくて良かった。アイドルマスターじゃないんだから。
やかん君関連の絵柄の中にざる君の絵があって、売れ残っているのが一番面白かった。そりゃ湯呑みなんだからざる君の絵柄を買っても全然意味がわからないだろ。
(私はアニメだとやかん君が怪我をして金物屋にいったら代替品としてざるを頭部に装着され、ざる君として一週間を過ごすうちに沸騰すると茶そばが出せるようになる回が一番好きです。)
そもそもアニメをリアルタイムで見ていたわけではなく、再放送で見る→漫画を読むという流れだったんだけど、あの展示に来ていた人たちはリアルタイムで見ている人たちが多かったんだろうか。みんながコジコジのキャラクターの話をしている空間ってかなり不思議で面白かった。
コジコジは前半のみさくらももこさんが脚本を担当していたらしく、たしかに後半にいくほどなんというか、ほのぼの回が増えていった感覚がある。尖りが減っていったというか.....ちびまる子ちゃんも、やっぱり作者が脚本を担当していた時期のが一番面白い。そういうことなんだろう。
コジコジの漫画は1巻がめちゃくちゃ尖っていてすごいので、アニメや漫画の後半のイメージが強い人は1巻を読んでほしいと思っている。なんか、ブヒブヒとスージーを弾劾する学級会の回、ヤバくなかったですか? あれアニメあったんだっけ......。絵柄も暗めだし、終わり方が本当に意味不明で凄かった。
あれはちょっと永沢君とかに雰囲気が近い回かもしれない。永沢君に出てくる不良とブヒブヒとスージーの絵柄が同じだった。
私ってめちゃくちゃコジコジのこと好きか? 思い出してきたな......。
コジコジ万博に行ったら結果的に「やかん君.....................」になって帰ってきてしまった。やかん君のことが一番好きだから、結局。一生これ。
昔から芋掘り回と海水浴回が好きなんですよね、なぜならやかん君が頑張っている(けど報われない)から......。
この紹介文を読んで、おい!!!!!(;_;)(;_;)(;_;)という気持ちになっていた。ペロちゃん..............気づいてくれよ、頼むよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
↑「今夜、宇宙の片隅で」を見ている時と全く同じ感情の動きになっています。