2020.4.21「コンテンツOD」

トーマの心臓」を読んだ。
萩尾望都のことがずっと気になっていたので、ようやく手を出せた。kindleで一気に読んでしまった。繰り返し読んで深く入っていきたい作品だった。
トーマの心臓」、小学校の頃図書室に小説版が置いてあった記憶がある。なんで小説を森博嗣が書いているんだろう。森博嗣のことをあまりよくわかっていないけど、萩尾望都と親和性があるイメージがあまりないので意外だった。いや、あんまり読んだことないのでわからない。今円城塔とごっちゃになっているな。
この作品を小学生の時にどう受け取るのだろう。ウテナをリアルタイムで見ていた子供がどう感じていたのかと同じくらい気になる。
自分が小学生の時に読んでいたのってなんだったか。森絵都はやみねかおるか。割と年相応のものを読んでいた気がする。重松清が苦手だった。「その年齢の生の感情」を描いている、ように見える感じが苦手だったのかもしれない。苦手だったということは、つまり当時の感情の生々しさに迫っていたということなのかもしれないけど。
そのあとで番外編の収録された「訪問者」を読んでいる。エッグ・スタンドという作品名は聞いたことがあった気がする。萩尾望都、周りで一番良く聞く漫画家の名前だったかもしれない。半神も気になる。
トーマの心臓、舞台化してそう…と思っていたら、やっぱりしているようだった。調べてみたら男性がやっていた。なんとなく舞台化するなら全員女性とイメージしていたけど、まあそうか…。

kindleを買ったことにより、無限に本を買ってしまいそうで怖い。ちょっと気になった本を調べたら、その場で買って読めてしまうという速さが恐ろしい。すでに西村ツチカの初期短編集買っちゃったしな。助けてくれ。嘘。おすすめのマンガ、小説、なんでも教えてほしい。
西村ツチカは「アイスバーン」が特に好きだった。そのあとで最新刊の「北極百貨店」を見かけて「これは初期の尖りがなくなっていく過程のやつでは…」と少し敬遠していたのだが(どういう敬遠?)、読んでみたらめちゃくちゃ面白かったし、絵は美しいし、結局好きだった。画集も装幀が天才だったな。

東京ゴッドファーザーズ」を見た。これもずっと気になっていたので、ようやく見られた。今敏監督作品は「パプリカ」しか見たことがなかったけど、この監督は音楽の人選がめちゃくちゃうまいのだろうな。そしてそんなことは私が言うまでもないんだろうな。世界中が良さを知っている作品を今知り続ける日々。
タイトルが出る瞬間の嬉しさが作品の評価に直結していると感じることが多い。オープニングが嬉しい作品が好きだな。パプリカのオープニングもめちゃくちゃ好きだった。
この監督の作品、基本的にちょっと怖いと思っていたけど、本当に楽しくて優しい作品だった。この勢いで他も見てみたい。パーフェクトブルーがずっと気になっているけど、精神が安定している時じゃないと難しそう。

 

トーマの心臓」と「東京ゴッドファーザーズ」を同じ日に摂取するなよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ずっと家にいる日が増え、その分映画や本や漫画の摂取量が異常になっている。今まで気になっていたのに手を出せていなかった作品を続けざまに見ている。本当は「トーマの心臓」だけで1ヶ月くらいは持たせるべきだろ。萩尾望都今敏は一日で一気に見ていい作家じゃないだろ。

何かの作品を摂取している時以外、「ずっと無(ずっと喪)」になっている。
東京ゴッドファーザーズを観終わって、「あー面白かった!」と思ってから1分くらい「無」になってしまった。隣の席に座っていたカップルの男が「思ってたより~だったね」としょうもない感想を言っている幻聴が聞こえる。映画館の近くに座った男ってなんで終わった瞬間しょうもない感想を言うんだろう。それすらも懐かしい。映画館で見させてくれ。俺はもう限界

なにかを摂取していないと死ぬ、コンテンツオーバードーズ気味になっている。さまざまな映画・漫画のすき間すき間で日常とハルヒを見ている。今日ハルヒの4話を見た。いったいどうなるんだ…?!!!!ハルヒ小野大輔出ていたことを3日前に知ったよ。