2023.11.8「近況・無軌道は楽しい」

アイドルマスターのライブが続いており、生活がアイドルマスターのライブを中心に回っている。

 

SideMの8thライブで好きなアイドルのソロとユニット曲を次々と眼前で目撃してしまったことに当てられて、正直この2週間アイドルマスターSideMの好きなアイドルのことしか考えられていない。私が仕事をしていたり生活をしているのは、全てまやかしであると思っていただいてよい。

 

 

アイドルに対する感情の行き場をなくし、アイドルの絵を描きまくっている。

https://www.nicovideo.jp/watch/sm42927163

この動画のために「ハーモニクスアイドルマスターの楽曲)をカバーしたAltessimo(アイドルマスターのユニット)のCDジャケットSSRが見たい」という気持ちで、かなり時間をかけて絵を描いた。

たぶん1か月くらいかけていた気がする。だってこんなに綺麗に線とか描いたことないし。色塗りも全く分からないので、いろんなサイトを見たり、ミリシタのSSRカードを観察して、こうなっているのか~と思いながら色を塗っていた。

目をめちゃくちゃキラキラさせたかった(だってSSRカードは目がキラキラしてなきゃいけないから)ので、色々なサイトで目をキラキラさせる方法を調べた。かなり見様見真似だが、かなりキラキラになって良かった。

でもたぶんこういう絵はもう描けないなと思う。そもそもカードっぽい絵柄って自分の本来の好みというわけではなく、ソシャゲを失ったアイドルマスターSideMの好きなアイドルのSSRが存在しないことの怒り半分で描いたので……。その労力を思うと、こういう絵を描き続けている人は本当に凄すぎる。

 

最近はクリスタで描き心地が好きなペンを見つけられて、水彩塗りの設定を変えたら色を塗るのが楽しくなったので、なんだかずっと描いている。別にちゃんとした練習をしているわけではないので上手くなっているわけではないと思うが、描いていて自分の描きたい絵柄になると嬉しい。

絵を描いているときの記憶がほとんどないので、アイドルマスターアカウントのヘッダーとアイコンを見るたびにびっくりしている。この絵ってなんで存在するんですか?と思っている。

 

そもそもクリスタとペンタブを買ったのも、たしかアイドルマスターのアイドルの絵を描きたいと思ったからだな…と思い出した。今まで人間か偏った絵柄のキャラクターにしかはまってこなかったため、自分で描いてみたいと思うことが少なかったのだと思う。

 

 

ライブで出す楽屋花を頼むために、パネルの装飾を描き、印刷所に入稿したりした。

↑いや、この2週間くらい前にも名刺のために絵を入稿しているんですよ。アイドルマスターにはまるとこんなに入稿することになるんですか?

そもそも楽屋花というシステムを知ったのはこの前のSideMのライブで、そこで山のようにフラスタと楽屋花が贈られているのを見て、なんだかあてられてしまった。

ただ何より、次のライブは「アイドル自身(3D映像で)出演するライブ」なので、アイドル本人に花を贈れる機会はこれを逃すともう来ないかもしれない。そもそもそんな(演者の人間が存在しない)ライブに楽屋花を許可するのも、すごいよ。懐が。感動している。

アイドルに対する「祈り」を昇華しなければという気持ちで、楽屋花が出せるという情報が出た当日に楽屋花を注文した。スピードを出し過ぎているが、時間がないのでぜんぜんギリギリです。

でも花に関する知識は全然ないし、自分でデザインもできない。というよりは、「自分でデザインした花」よりも「自分の気持ちをプロに形にしてほしい」という気持ちが強かったので、だいたいの色味とイメージ以外はお任せすることにした。イメージカクテルとか推し香水とかと同じ気持ちで頼んでいる気がする。

しかし宛名パネルは自作する必要がある。もちろんテンプレートのものを無料でつけてもらうこともできるが、さすがにそこは自分で作らなければ、自分が出す意味がないと思った。

ここにキャラクターイラストを入れることもできたが、今回の楽屋花の思想に反すると思い、イラストは入れず、アイドルの名前を書いたパネルのみ制作することにした(思想については別の場所で書きたい)。

パネルのデザインをクリスタで2日くらいかけて描いた。正直これがいいとかはわからない。でも自分が入れたいアイドルの要素を入れたらこれしかなかった。

イラストを印刷して自分でラミネートするのが一番楽だが、せっかくだから「入稿」するか……と思い、入稿した。落ち着いてほしい。

じっさいパネルとして印刷物を受け取ると、思ったよりも厚みがあってしっかりしている。で、でかくないか? こんなもん? 楽屋花のよくあるサイズに合わせて作ったので、でかすぎることはないと思うが……。

これに関してはまだ楽屋花の完成形を見ていないので、何もわからない。パネルを花屋さんに送ったので、あとは作っていただくだけ。最後に幕張イベントホールにちゃんと届かなかったら、そこで終わりです。祈るしかない。

 

 

こんなに自分が知らないものを作り続けること、ある???????????

落ち着いて考えるとこれってかなり凄いかも。アイドルマスターにはまってから人力を作り始め絵を描き始め「入稿」してる? 「入稿」が自分に縁のある世界になるとは。イラレPhotoshopも無料体験を食いつぶしてしまったので、次に必要な時は買うしかありません。

 

自分はそもそもクラシック音楽をずっとやっていた人間で、その影響かかなり「順を追った学び」を守ろうとする癖がある。まず基礎を学んで、練習曲を積み重ねてから、ようやく弾きたい曲が演奏できるという構造を、かなりしっかりと守ることが求められる世界なので。

でも……何からやり始めてもいいかもな……と思えるようになってきた。絵に関しては本当はデッサンをやりたいとか人体構造を学ぶ必要があると思っているが、それより先に好きなアイドルが描きたいという気持ちが来てしまう。いや、全然それでいいのかも。趣味なんだから。

デザインとかも何も知りませんし、知ってる人からしたらは????というようなことばかりしている気がするが、やるしかないもんな。名刺はライブに間に合わせる必要があるし、楽屋花のパネルの入稿は3日でする必要があったし。

そこから学んでいることもある。アイドルに着てほしい衣装とか、贈りたい花束とか、今まで気にしたことのなかったものの視覚的な情報に敏感になってきた。

動画制作とかも本当に、こんな何も知らない状態で??!!!と思っているけど、作りながら知っていくことが多い。動画なんて作ると想像したこともなかったけど、最近はMVなんかを見ると演出の効果の仕組みなどが気になるようになってきた。

まあ、全部アイドルマスターのアイドルのためでしかないんですけどね。そこから応用できるほどの知識欲が沸くかはわからないが、今とても楽しいのでいいやと思っている。無軌道にいろいろなものに手を出せるようになって良かったなと思う。