2022.2.5「境目溶け話をありがとう」

流山というところに行った。流山には近藤勇土方歳三の別れの地があるらしくて気が気ではなかった。

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明るさを変えてみたらめちゃくちゃ星が撮れている。こんなに...? 東京で...? 嘘か?
冬が好きな理由の8割は空気が澄んでいて星がよく見えるから、かもしれない。
 

三谷幸喜新選組!当時に書いていたエッセイを読んだら、すごいことばかり書いていた。
役者が一年も同じ人間を演じているとだんだん境目がなくなっていくという話で、酒の席で土方歳三(山本耕史)と武田観柳斎(八島智人)がほとんどその役の感情の中で喧嘩をしていたというエピソードが載っていてめちゃくちゃ面白いし怖かった。私はとにかく虚実の境目ドロドロ話が大好きなので、この話を読んで大喜びしている。
三谷幸喜がエッセイで書くと全て「場面」になりその発言はすべて「セリフ」になっているので新選組!を読んだ人は頼むから全員この話を読んでほしい。いや、当時新聞で連載されていたから、ファンはもうとっくに狂っているのだろうな........。

一年もおなじ人間が演じる同じキャラクターを見続けていたら、役者も視聴者も感情移入するだろう。特にこんなに愛すべき人々を描いていたら......。
2022年の新選組!は何話がどういう回なのかある程度分かった上で見ることになるが、2004年当時のことを思うと心配になる。前半こんなに楽しいのに、いきなり後半に苦しみが起こり続けるなんて...。2004年の下半期みんな鬱だったんじゃないか。株価とかも下がっていたし景気も悪くなっていたに違いない。

まあそれが鎌倉殿の13人でもこれから起こるわけですけど...。
なんか明日の回からもうすでに苦しそうな予感がしませんか? 新選組!は前半楽しかったけど、鎌倉殿の楽しいパートは4話で終わる可能性がある。やめてくれよ。

そういえば「王様のレストラン」の登場人物名は源氏と平家周辺に由来することを思い出した。ありがとうね。そういうのが、私は好きだよ。