2021.9.6「実在しないでいてくれて」

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歌が歌いたい。歌を歌える場所をくれ。頼む。

ユリイカバーチャルYoutuber特集を買った。
何かにハマるとその特集のユリイカを買うのが習慣になってきた。アイドルマスターにハマった時もその瞬間にアイドルアニメ特集を買った。Vaperwave特集もジャームッシュ特集も買ったな。
ユリイカは一番熱い瞬間にその特集を取り上げていてすごい。でも2018年のVtuber論だけでなく、今の議論も読みたい。また出してくれないかな、状況も変わっているだろうし...。

最近思考なしに何かを好きになることが怖い。
というのは、自分は感情が先走る傾向にあるため。常に神の視点からの自分を置いておきたいので、ある程度客観的な情報や議論を入れておきたいという気持ちがある。
まあどれだけそういうものを見ていても、感情が先走ったその先には感情しかないんですけど...。神の視点はずっとあり、「あ〜終わってきた、終わってきたね〜」とは思っているが、それを止められるわけではない。

あ〜〜〜〜〜だって人間、人間じゃないですかこれ、キャラクターだけど人間じゃないですか、みんなわかってますか?! 落ち着いて欲しい、落ち着いた方がいい、もう誰も落ち着いていない、正気に戻ったら負けのゲームがずっと行われ続けているこの世界.......。
いやみんなわかっている。わかっているよ。私もわかりたい。脳に「構造」を入れた状態でVtuberという存在を受け入れたい。そんなことできるのか?
さんざんVtuberに関するブログだけは読み漁っていたのに(それもなぜかわからない)、いざ自分が向き合うと全然受け入れられる態勢になっていなかった。

私はもう「正しい構え」を取らないと新しいコンテンツに触れられなくなってしまった。だって苦しみたくないから...。
現実のコンテンツに触れる時は、それは現実だから、絶対に苦しみが訪れる。これはもう愛とか信頼とかの話ではなく、「絶対に」訪れる。
だからいつか訪れる苦しみに耐えうる精神状態を、コンテンツに入った瞬間から作らなければならない。私はそうなってしまいました。
あらゆるフィクションは人間が作っているので全て現実であるとも言えるが、キャラクターを永続のものと捉えれば、少しはましになる。
アイドルマスターのアイドルの皆さん、実在しないでいてくれてありがとう。あなたたちが実在に近づけば近づくほど、あなたたちは実在でないことがわかって、嬉しくなります。実在でないことが救いになることがある。