アイドルマスターシリーズ所感

日記を書こうとするとアイドルマスターの話しかできなくなるし、「noteにアイドルマスター関連の文章を投稿する」ことに謎の抵抗があったため、1ヶ月放置してしまった。さすがにそろそろこの1ヶ月で自分に何があったのかをまとめておこうと思う。

・15周年配信
アイドルマスター15周年記念で、ここ一ヶ月は常に何かしらの配信が行われている。7月下旬の15時間生配信で、10周年記念のライブとsideMの1stライブ、シャイニーカラーズの1stライブを観た。
この時点での前提知識は、ステラステージの実況を見ていたことと、シャニマスに多少触れたことがあったくらいだったので、ライブの曲もほとんどわからなかった。けれど10周年ライブでは、シリーズを越えたコラボが起きていたり、休憩時間にsideMの曲が流れていたり、わからないなりに「サーガの強さ」と「歴史の重み」を感じた。
一番印象が強かったのはsideMのライブだった。曲が良いし、ライブの演出が凄い。そしてJupiterというユニットは、何だかわからないけれどこのライブに立てたことが奇跡であるということがわかった。
どのシリーズのライブも、歴史を知らないなりに、舞台に立つ方々や観客の気持ちの強さに泣いていた。私は「舞台」という概念に触れると無条件に泣くので。

・アニメ アイドルマスターsideM
最初に観たのはsideMのアニメだった。バンナムの配信サイトに無料で登録して、1話から順番に観た。深夜4時に一気見して桜庭薫さんのことが好きになった。
とにかく驚いたのは「前職」の存在だった。年齢層の高さ、全員が持つ過去の記憶と、それぞれの異なる思い。
これは群像劇だと思った。なぜなら「全員他人」だから。彼らは同じ事務所に所属し、ユニットを組みながらも、徹底的に他者だった。ばらばらの人間たちがそれぞれの思いを抱きながら、一つの同じ場所を目指す姿が美しいと思った。
最終話の1stライブ再現という構造に驚いた。最終話を観た後で無料配信中だった1stライブの映像を見たら倍泣けた。
その後に特別編見たさで最終話のBDを買った。アイドルマスターシリーズの愛すべき点の一つに「ない映画」の存在がある。私は「ない映画」の特報を見るのが趣味なので、即座に買った。全編通して「嬉しい…」と言い続けていたので、特に言語化すべき点がない。
その後、ファンブックも買った。私は「ない映画」のパンフレットを所有するのが趣味なので、即座に買った。作り手がとにかく信頼できる作品だと感じた。

・アニメ アイドルマスター
ついに765のアニメに手を出した。どうしてもプロデューサーのことが許せなくなる瞬間やバラエティ番組の露悪さが嫌になることはあれど、「全員を描ききる」という気概を感じた。
15周年記念配信を観た時から、思えばずっと如月千早さんのことが気になっていた。彼女の抱えるものを知りたいという思いで、20話くらいまで一気に観た。
如月千早さんメインの回を観て感じたのは、sideMとの違いだった。桜庭薫さんが抱えるもの、如月千早さんが抱えるもの、それぞれ違いはあるにせよ、事務所のメンバーから孤立して一人で苦しむ姿は重なって見えた。
仲間が一人で苦しんでいる時、どうするか? 天海春香さん、天道輝さん、それぞれの出した答えがそれぞれに美しいと思った。
劇場版も見た。美しかった。とにかくステージの描き方が美しかった。

思い返すと、sideMも765のアニメも見るたびに毎話泣いていた。
個人的な話になるが、私は音楽や演劇の部活・サークルに所属していたため、とにかく「舞台」の存在に弱い。一つの瞬間に向かっていくアイドルの姿を見ていると、勝手に共感して泣いてしまう。
特に強かったのは合宿の描き方だった。合宿の解像度が高すぎる。

・アニメ アイドルマスターsideM side Jupiter
通称sideMの0話(勝手に言っている)。sideMと765のアニメを観た上でこれを見たのは本当に正解だったと思う。
世界線、時間軸をこの2作品が共有していることがとにかく嬉しかった。それは作り手の「愛」なので。私は人の愛に触れる瞬間が一番好きだよ。
これを見たあとでsideM1stライブのJupiterのことを思い出すと無条件で泣いてしまうなあと思った。登場時は半分悪役のような立場にいた彼らが、彼ら自身の「物語」を獲得して、舞台の中心でスポットライトを浴びている。あまりにも美しい。

・CD
アニメを観た直後に、iTunesで桜庭薫さんと如月千早さんのソロ曲を買い漁った。それでは飽き足らずCDを買い始めている。「アイドルのCDを買う」という行為そのものを楽しんでしる節がある。
アイドルマスター、やはり曲が良いし、カバー曲も良いし、楽曲提供のメンバーもすごい。最近はLEMONADEとCRIMSON LOVERSを聴き続けている。
何が良いって、アイドルマスターの曲を好きになればなるほど、歌える曲が増えるということ。自分が好きな曲はカラオケに入っていないことが多かったから、カラオケは見るだけのものだと思って生きてきた。でもアイドルマスターの曲を好きになれば、それだけ歌いたい曲も増える。こんなに楽しいことはない。

アイドルマスターミリオンライブ シアターデイズ
ついにアプリに手を出してしまった。5年ほど前にラブライブのアプリをやり続ける「無」の日々があったことを思い出している。私は音ゲーに触れると廃人になりかねないということに気をつけるべきだった。もう遅い。
最上静香さんと如月千早さんのデュオ曲「アライブファクター」とそのイベントコミュを見て泣いている。

アイドルマスター ステラステージ
ミリシタを進めるうちに、「これは765の物語の続きだ」と感じることが増えた。これはあくまでも39プロジェクトの物語であり、いわゆる「765プロオールスターズ」の先にある765プロの物語だ。如月千早さんのことをもっと知りたいという思いが強まっていった。
そこで私は、
ーゲーミングモニター
PS4
アイドルマスター ステラステージ
を一気に買いました。どうですか?
日々ステラステージを進めている。本来持ち曲でない曲についても、歌い分け機能で好きなアイドルが歌ってくれる仕様が嬉しい。99 nightsを如月千早さんに永遠に歌ってもらっている。ありがたいことです。
それにしても、ステラステージの物語も結局はPS3から続いているわけで、彼らの物語の0話ってどうやったら触れられるんでしょうか。無限螺旋に手を出してしまった気分だ。

 

現時点で触れたアイドルマスターのコンテンツについては、ざっとこんな感じです。
sideMやシャニマスのアプリも少しずつ触れてはいるものの、やはり音ゲー要素がないと廃人になりきれない部分がある。sideMはモバをひたすらやっては雑誌を読んでいる。シャニマスもコミュが素晴らしいことは100も承知なんですが、なかなか続かない。
ちなみにデレの方も、何も知らずに触れていた時期はあって、好きな曲もある。アイドルも渋谷凛さんのことが気になっていたりするものの、恒常的に進めてはいない。やはりアイドルの人数が段違いに多いし、「声あり」「声なし」という存在も相まって、デレのことを若干怖がってしまう。

とにかくこの1ヶ月「楽し~~~~~~」と言い続けてコンテンツを摂取していた。
さまざまな作品を好きになる上で必ず存在したある種の苦しさが、アイマスには全く存在しなかった。全員が舞台に立ち、全員がアイドルとして微笑んでくれるから。私達のエゴも罪も全て許されてしまう。
もちろん懸念要素や怖いこともたくさんある(敢えて言わないけど)。でも彼らの輝く姿さえ見ていればそれで十分なので、私はとても幸せです。

ちなみに好きになった(担当と言う勇気はまだない)のは、
如月千早さん・桜庭薫さん・最上静香さん
です。どうですか?
「蒼の系譜」という言葉はアイドルの人間性を型に嵌めるようであまり好きではなかったが、似た部分のある彼らだからこそ、違いが見えることも多い。
今は如月千早さんと桜庭薫さんがFNS歌謡祭で共演した時のミュージカルメドレーのセトリを考えています。オペラ座の怪人ノートルダムの鐘は絶対にやってほしいと思っています。如月千早さんにはポカホンタスの曲も歌ってほしいです。
15周年記念曲のCDは765とsideM両方買いました。この二人がデュエットしている歌詞の部分を思い出しては泣いている。嬉しいなあ~。