2020.5.18「ディストピア娯楽」

蓮沼執太フィルのライブ盤が届いた。ライブの映像を今見ると色々としんどいので少し躊躇していたが、良いヘッドホンが届いたので今日見た。
日比谷野音で出演者が笑顔で演奏している様子を見て泣いた。夏の一日、日没前の湿気、風に混じる音を思い出した。
中村佳穂の歌が本当にすごくて、映像で見ても鳥肌が立った。いつか中村佳穂のライブに行ってみたい。
良いヘッドホンを買ったことで、音楽に質感と距離感が生まれた。これでライブに行ったような感覚を疑似体験できるな。そんなわけあるか。ふざけるんじゃないよ。
でも良いオーディオというのは良いんだな…と知った。オーディオ趣味というのは本当にピンキリで、手を出すと終わるという印象があったので近づいていなかったが…。多少は良いものを買うことも大事ですね。

人と対面で喋る機会がないと、どんどん精神が内向きになっていく。仕事で人と話すことはあるが、今の状況ではそれほどコミュニケーションは発生しない。
zoomや通話で人と話すことで気を紛らわしているが、対面での会話とは根本的に質が違う。目の前に相手の顔がないということは、互いが互いを「受容」している、されている、という意識が生まれにくいと思う。会話は成立していても、そこに信頼が伴っているのか、確かめることが難しい。
インターネットが荒み続けているのもそのせいじゃないか。そんなことないか。もともとインターネットは終わっていたな。Twitterのトレンドとかマジで見ない方がいい。あんなのただの週刊文春の見出しだろ。みんなでスマホをぶっ壊そう。