2023.4.3「最近見たもの、聴いたもの」

三谷幸喜アイドルマスター以外縛りで。三谷幸喜笑の大学の再演を観られるだけ観ました。愛しています。

 

【聴いたもの】

https://music.apple.com/jp/album/high-neck-ep/1675743735

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聴きすぎている。レオブタヤギハイが何かというと、ピーナッツくんのアニメの中に出てくるキャラクターであるラッパー「レオタードブタ(ピーナッツくんのご主人様が声を当てている)」と「ヤギ・ハイレグ(ピーナッツくんのご主人様の友達が声を当てている)」2匹によるラッパーユニットで、これが3年ぶりのEPです。説明しづらすぎる。聴いてください。かっこいいから。

 

この流れでピーナッツくんのアルバムを色々聴き直しているが、やっぱり一番目のアルバムが好きかもしれない。アニメのキャラクターがたくさん出てきて、世界観が確立されている感がある。

https://music.apple.com/jp/album/false-memory-syndrome/1518875700

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この曲を聴く度にいつも後半にかなり感動しているのですが、どうですか? 私はやっぱりこういうところに感動を覚えてしまう。

 

 

【見たもの】

 

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クラムボンのライブに行った。クラムボンはこのライブを機にしばらくライブ活動を休止するらしい。

ライブの冒頭で3人が順番に舞台に現れ、アコースティックでslight slightを演奏したのがとても良かった。UtopiaとKANADE DANCEの繋ぎも良かった。

 

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ダムタイプの展示に行った。

ダムタイプ古橋悌二のいた時代の上演作品の映像を見たことしかないので、今の作品を見るのは初めてだった。90年代のあの雰囲気とは異なっていたが、根本的な部分は変わらないように感じた。

指向性マイクからの声が立っている場所ごとに違って聴こえるのが面白かった。


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Bunkamuraがなくなってしまうので、マリー・ローランサン展に行った。マリー・ローランサンの作品自体以上に、1920年代のパリに関する展示を見たかった。

ローランサンはバレエ・リュスによるプーランク作曲のバレエ「牝鹿」の美術を担当しているので、それに関する展示が見たかった。見ながら「これこれ〜〜〜」「やった〜〜〜」「最高〜〜〜〜」と言いそうになったが、そんな雰囲気の人は一人もいないので我慢した。

2枚目の写真はBunkamuraにあるパリのカフェ「Du Magot」の日本支店と並んだマリー・ローランサン展の写真。ドゥマゴはパリで行った。大きな中国人形が天井近くに鎮座している印象が強くて、シノワズリジャポニズム周辺に興味のある私はとても楽しかった。東京に来てすぐの時、支店にも頑張って行ったな。高いのでそんなに何回も行けなかった。


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浅草に明日のアーを観に行った。

今回の明日のアーは「新喜劇」を銘打っている。劇場も浅草のど真ん中の伝統ある木馬亭という劇場だった。
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笑い声がよく響く良い劇場だった。

明日のアーをよく知る人はとても楽しい、ファンサービスに溢れた作品だった。一度見たことのある謎のキャラクターが次から次へと出てくる。この劇団一体なんなんだ。

でも私はなにより物語の本筋が素晴らしくて、終わった後しばらく余韻が抜けなかった。きっと大北さんは「新喜劇を今やるなら」ということを考えていただろうし、明日のアーが2023年にやる新喜劇としてこれ以上のものはないと思った。

ペンギンカフェオーケストラで始まり、ペンギンカフェオーケストラで終わるのも良かった。

 

この流れもあって、4/1に喫茶デイリーポータルZに行った。

https://dailyportalz.jp/special/cafe/

かなりファン向けのイベントのような形だったので躊躇したが、こういう時に突然発現する社交性の鬼力によってなんとかなった。

ライターの皆さんに好きな記事や動画の話ができて嬉しかった。サイゼリヤクイズのファンがこの世に存在することを伝えられて良かった。

本当にこの温度感がちょうど良い。

 

 

 

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蓮沼執太フィルのライブに行った。

オペラシティコンサートホール(タケミツメモリアル)での公演で、このホールにずっと行きたかったので良かった。一度クロノスカルテットが来日公演をする予定でチケットを取っていたのだが、ビザの問題で急遽中止になってしまった。

PAした音がコンサートホールに響く音は最初はあまり慣れなかったが、だんだん耳に馴染んできた。蓮沼執太フィルの中でもミニマルミュージックに近いインストをたくさんやってくれたので、聴きたかったものが聴けた。

ゲストに小山田圭吾さんが来ていて、環境と心理のカバーをやってくれたりして、ウワ〜という気持ちと、さまざまなあれの記憶と感情があれしてウワ〜という気持ちだった。仕方ない。

 

このライブの夜に坂本龍一の訃報が出て、蓮沼執太フィルの人たちのことを考えて、というか自分の好きな音楽家は全員彼に近い場所にいるので、かなり精神的に参ってしまった。

Radio Sakamotoの最終回(代理パーソナリティ:大貫妙子)が高橋幸宏追悼回で、なんだかもう、ああ、という気持ちだったが、時を開けずにこうなってしまった。

「scholar 音楽の教室」という番組から派生した各作曲家のことを取り扱った本のなかにラヴェルの回があって、それを読みまくっていた。坂本龍一が中学2年生の時にラヴェルドビュッシーに感銘を受けたという話を読んで、自分も同じじゃん!!!!!と喜んだりした(中学2年生でラヴェルにハマった人間は自分の周りにはいなかった)。

 

https://music.apple.com/jp/album/%E7%BE%8E%E8%B2%8C%E3%81%AE%E9%9D%92%E7%A9%BA/926730741?i=926730798

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中学か高校の頃、年始の行事に気が参って部屋にこもっていた時、たまたまRadio Sakamotoでこの曲を聴いて、驚くほど美しくて録音した。ラジオから流れた曲を録音してiTunesに入れていた。どの時代の人間?