2022.6.22「嘘にしか見えない街」

シンウルトラマンを見た。終わるギリギリに見に行った、なぜなら山本耕史がすごいと聞いていたので...。一番いいやつをやっていたな。

ウルトラマンはほぼ見たことがないけどウルトラQは全波見ている(父親が一時期異常にはまつていたせい)ので、冒頭の元ネタはだいたいわかった。マンモスフラワー嫌いだったな〜...なんでウルトラQだけ見てたんだ。

ウルトラQは基本SFでウルトラマンのような救済があるわけではなく、ただ不可思議なものが人間を襲うという内容なので、子供の頃はただ怖かった。唯一竜宮城に子供が行く回(?)とカネゴンの回は好きだった。内容より音楽の方が覚えている。

 

ウルトラマンの出自や因果のことを全然知らないので、シンウルトラマンを見てそうだったのか...という気持ちになった。どこまで原作準拠なのかわかってないけど。

知らなくてもこれはオマージュなんだろうというのは多々わかって良かった。全部知ってる人がいたらすごいんだろうな。

ただ作者の癖が強く出すぎていて途中内容が入ってこなかった。その癖が気持ち悪い時も多くあったが、それはそうだろうとわかって行ったのでそれほど怒りにはならなかった。それがほとんどなので...。

 

映画が終わって出た渋谷の街の方が映画よりよっぽど嘘っぽかった。渋谷の夜ってこんなに狂ってたのか? もしかしてこの2年がおかしかっただけでこれが正常なのか。全部嘘にしか見えない。

巨大な生物が街を破壊する映像を見た後だと、こういう大都会が全部「前フリ」にしか見えなくなる。これからもうすぐ全てが終わることを知らずに享楽的に生きている人たちを映している場面だけが続いている。