2021.11.7「半日日記」

f:id:otituku:20220220164829p:plain

 

画像を拡大表示

朝から映画館で「Shall we ダンス?」を見た。そんなことあるかな。

この映画館は10年くらい前に一度来ている。中学生くらいの頃「ザ・マジックアワー」に大ハマりし、どうしても昔ながらの映画館に行きたかった私は、神戸にこの名画座を見つけ、家族を引っ張って行った。
たしか「武士の家計簿」をやっていた気がする。正直映画自体はどうでもよくて、ただこの映画館で映画を見てみたかったのだった。
今でもずっと過去作をかけていて、内装も色々なポスターがあったり上映中の映画の記事を貼っていて楽しかった。

という10年前に来た映画館の様子を見たかったが3割、普通に「Shall we ダンス?」をスクリーンで見たかったが7割です。映画館でこれを見られる機会そんなにない気がするから...。
内容的には25年前の映画だし、色々言いたいことはあるけど、役所広司がずっと最高なので全部オッケ〜〜〜だった。本当に役所広司が好きで、自分でもびっくりする。これなんなんですかね。
この映画、たしか洋画にリメイクしているらしいんだけど、全然見たくないな。この内容を洋画でやっても絶対だめだろ......。この作品の良さは邦画の雰囲気だからこそというところがある。
草刈民代の演技、見ていてウワ〜〜〜という気持ちになるが、夜のダンス教室で一人で踊っている姿は本当に美しい。
映画で「これをやりたくて撮ったんだな...」という場面があると嬉しい。「Shall we ダンス?」はそういう場面がたくさんあって、だから内容的には思うところがあっても見たくなる。役所広司が駅でステップを踏んでいる場面、ラストのダンス、全部、嬉しくなっちゃうね.....。
役所広司って見ていて憑依型という感じはそれほどなのに、全部まったくの別人に見えるのがすごい。この映画も冒頭のナレーションからもう「その人」だったし...声ですらそう感じる。
それにしても役所広司が道ゆく人に挨拶しながら自転車を走らせている姿ってなんでこんなに良いんだろうね。ありがとう...。

↑この文章はsideMのライブ前に書いています さようなら